「こうありたい私」に近づけるのがファッションの力
先日、こちらのブログでも「骨格診断」だけで判断すると
似合うファッションを選ぶのがむずかしくなる、ということを
実際にコンサルティングを受けて下さったお客様の感想をもとに、お話いたしました。
もう少し、詳細に解説してみたいと思います。
外見を判断するポイントは、
顔、メイク、ヘアスタイル、ボディ、そしてファッションです。
ファッションでは、色・形・素材・・・によって、様々なコーディネートが可能になります。
ところで、あなたは人を見るときに、どの部分を真っ先に見ますか?
あるいは、どの部分があなたにとって最も強いインパクトを残しますか?
この問いには、あなた自身の価値観が反映されています。
例えば、私だったら、まず第一に
その人の全体のバランス、スタイルが目に入ります。
その人らしさが全体のバランスにうまくマッチしていて、【魅力】が表現されているかどうか。
それは、2~3秒のことです。その後に、髪のツヤ、肌の透明感、目の輝き、ケアがされているかどうか・・・そうしたことが目に入ります。
骨格に合ったデザイン、素材の服をまとっているかどうかというのは、全体のバランスの決め手となりますから、とても重要な要素です。
私の価値観は「バランス」「マイ・スタイル」「魅力」というのがキーワード。
そして、私がお手本にしているのは超・セレブのモデルさん。その人は・・・
アメリカ・社交界のソーシャライト。美貌のセレブモデル、オリヴィア・パレルモ
彼女は身長163cmです。私と、ほぼ同じくらい。
そして、彼女の骨格は、直線と曲線のミックスタイプで骨は華奢なタイプ。
胸・ヒップともに、決してグラマラスではなく、お手本にできる部分が多いのです。
生まれ持った骨格、身長、肉の付きかた(グラマー・胸の大きさ)、くびれなどは
その人の運命のようなものです。
例えあなたが気に入らなくても、身体の特徴を個性ととらえ、そこを強調するファッションを探していくことが、魅力的になるコツと言えます。
もう一つ、重要なことは、色と骨格だけで似合うファッションは決まらないということです。
お客様からいただいたメールを、ここでご紹介しましょう。
<お客様の声をご紹介します!>
骨格診断の件ですが、ここのところパーソナルカラーが、
かなり浸透してきているのを感じます。
最近は骨格診断とセットでやっているところが多いみたいですが、
私がみたところでは、ほとんどがカラー4&骨格3のパターンでした。
私も先生に見てもらうまで、骨格は3パターンしかないのだと思っていたの で、
私の顔立ちと体のバランスや、肩のことなど指摘していただき、
目からうろこと同時に、すごく納得できたんです。
診断を受けたものの、私のように診断に縛られて、混乱してしまってる人
結構いると思うんです。私も実際、診断受けて訳が分からなくなっていたし、
なんだか洋服を見たり買い物に行く気も起こらずにいたんです。
実際先生のアドバイスを受けて、いまは、楽な気持ちでおしゃれが
楽しめるようになってます(^^ゞ
事前に好きなスタイルの画像を何枚か見て頂いてましたが、
当日、先生からいただいたスクラップブックを見て、
自分の好みの感じばかりだったのには、本当にビックリしま した(@_@)
そして「先生ってほんとにすごいわ。」と思った次第です・・・。
長くなりすみません、微力ながら、これからも応援しています!
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こちらのお客様は「ナチュラル」で「上品」、そして「キュート」さもあるコーディネートが好みだったのですが、骨格を「ウェーブ」と診断されて、似合うファッションの形が
「フレアー」、「フリル」、「リボン」、「ギャザー」など、ことごとくぶりっ子ファッションを提案されて、かなり落ち込み、好きだった買い物にも行きたくない、という気持ちになってしまっていたわけです。
ファッションとは、「こうありたい私」を表現できるツールなのです。少しだけ未来の「こうなっていたい私」に限りなく近づいていけるのが、ファッションの力です。
それなのに、ルーティンに4色のパーソナルカラーと3タイプの骨格診断で当てはめられて、「こうありたい私」を無視したファッションをご提案するなんて、プロのスタイリストと言えるでしょうか。
「ファッションの力」を甘くみてはいけません。
コンサルティングや、スタイリングをプロにご依頼するのであれば、妥協せず、ぜひ納得ゆくまで質問を繰り返していただきたいと思います。
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